僕がリクゲキにJOINしたワケ-信田雄一郎

2020年2月。代表の佐藤玄主の熱い言葉に心を動かされた。

「日本の陸上界を盛り上げるような国内最大の陸上webメディアをつくりたい。そして、日本選手権のスタンドを満席にしたい。一緒に挑戦しませんか。」

その言葉に、自分の心がワクワクし、体温が上がるのを感じた。一緒に挑戦することを決めるのに時間は必要なかった。私は学生時代に陸上をかじり、大学卒業後に中学校教師に。日々の授業の他にも、野球部や陸上部の指導をしていた。それらの仕事に全力で取り組み、やれることはやり切ったという感覚と、もっと面白いことをしたいという思いで教員を退職。その矢先、代表の佐藤から声をかけてもらったのだ。彼の思いに呼応するように自分がもともともっていた思いが膨れ上がった。

「陸上をもっともっと面白いものにしていきたい」

今でこそ、桐生選手やサニブラウン選手の活躍で日本陸上界の100mやリレーは注目を集めている。実際に、日本選手権の100m決勝を見るとスタンドに多くの観客がおり、会場のボルテージが最大になっているのがわかる。しかし、他競技の予選に足を運んでみると、実に寂しい状況に出会す。スタンドががら空きなのである。しかし、スタンドががら空きだからと言って、その空間に価値がないわけではない。むしろ、そこには一生懸命で素敵なドラマしかない。

私自身、20年以上、陸上競技に関わってきて実に多くのドラマに出会ってきた。2007年の大阪世界陸上を実際に見て世界レベルを肌で感じて感動し、はたまた指導者となり市内大会レベルの中学生が一生懸命に自己ベストに挑戦する姿を見て感動した。強かろうが弱かろうが、そこには一人一人のドラマがあり、陸上競技を通して多くの感動があることを実感していたのだ。

「きっと、その感動を沢山共有したら、もっともっと陸上が面白くなる。」

そんなことを強く思うに至った。世の中はシェアの時代だ。SNSでは「いいね」が飛び交い、お互いが承認欲求を満たし合うような仕組みができている。いつしか、それがオンライン上だけの見栄と虚構にまみれた幻影に溺れる人たちをも生み出してしまった。しかし、陸上競技場にはリアルな輝きがある。その輝きをオンライン上に載せ、シェアすればより多くの人にその輝きを届けることができるのではないかと思った。月が太陽によって光輝くように、誰かの輝きはまた他の誰かに光を与える。その連鎖で、陸上競技は輝きあふれるものとなり、日本選手権のスタンドはもっともっと多くの人に見てもらえる面白い場になるのではないかと思っている。

まだこのプロジェクトはスタートを切ろうとしている段階に過ぎない。しかしながら、そのプロジェクトには「陸上をもっとおもしろく!」という熱い思いが込められている。世界中の誰もがどこでも取り組める、そんな数少ないスポーツが陸上競技だと思う。世界中の多くの人が野球をしたことはなくとも、走ったことはあろう。そんな多くの人に身近である陸上競技が、もよりおもしろく、より輝きのあるものにすることは、社会に活力を与えることにもなると思う。日本選手権のスタンドを満席に。そして、人々の心を感動のドラマで満たせるよう、このwebメディアをつくっていきます。これから、当メディアをよろしくお願いします。

信田 雄一郎

信田 雄一郎リクゲキ編集部長

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1987年3月14日生 愛知県出身。陸上競技をこよなく愛し、同志社大学陸上競技部在籍時には陸上マガジンの編集に携わりたいと思っていたほど。今後はマスターズ陸上に挑戦予定。

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