学生アスリートの君へ

現役教師が送る学生へのメッセージ ー 簗瀬健

簗瀬健
小学校教師

愛知県立岡崎北高等学校、愛知教育大学卒。高校、大学時代は中長距離に取り組んだ。大学卒業の後、中学校の数学教師として教師生活をスタートする。授業の傍ら陸上競技部の顧問としても熱心に生徒の指導にあたった。その後、小学校に転勤。授業や学級運営で忙しい日々を過ごす中でも、ランニングをしたり、競技に役立つようにとブログの執筆をおこなうなど、陸上長距離をこよなく愛している。YANA Runhttp://harmsport228867.com/wp/

自身の競技人生を振り返ってみて

いきなりですが、みなさんは何のために陸上競技をやっていますか?昔の僕はというと、この質問に答えられませんでした。それどころか、「何のためにこの練習をしているのか」と言ったことも考えませんでした。目的が何かという意識が足りなかったんです。なんとなくで部活を陸上をやっていた。これが僕自身の1番の後悔です。目的にも色々あります。まず、1日1日の練習に対して「なぜこのメニューをやるのか」という意識。ぼくはただ与えられたメニューをこなしているだけでした。次に、「何のために練習をするのか」速くなりたいからという漠然な答えでなく、「LT値を引き上げるため」「最大酸素摂取量を上げるため」など具体的に知識と結び合わせて練習できていたら結果も変わっていたでしょう。さらに、「なぜ5000メートルを走っているのか」という自分の選んだ種目について素朴な疑問を投げかけることができれば、その種目に取り組んでいる意義や奥深さなども見えていたかもしれません。これら上げていけば自分の「目的意識の不足」に対する後悔は数えきれませんが、自分の競技人生で良かったことももちろん沢山あります。

陸上競技をやってきて”良かったこと”

まず、「一生を通してやり続けることのできる趣味」ができたこと。良いときも悪いときもありましたが、なんだかんだ陸上競技が好きだという気持ちはずっと続いています。今でも競技を続けているし、これからも続けていきたいという趣味になっています。次に、「目標に向かって継続的に取り組むくせ」がついたこと。私が取り組んでいた5000メートルという種目では、継続が1番重要なことでした。へこんでいるときも大学の講義で忙しいときもテスト週間でも続けてきたことで「継続力」を手に入れられました。最後に、「くじけそうなときの糧」ができたこと。仕事で辛いときも競技をしていた時代に怪我や挫折を乗り越えた経験を思い出すことで自分を奮い立たせ、全て乗り越えることができたと思います。

学生さんへのメッセージ

これら私の経験から、皆さんには「目標を大きくもって」「常に目標と目的をはっきりさせて」競技に打ち込んでいってほしいと思います。ただ、先生に言われたことをやるより自分で勉強して、1つ1つの練習の目的を分かった上で取り組む練習の方が何倍も自分のためになります。考えるのが嫌いな人もいるかと思いますが、目的を考えることをくせにしてしまえば、嫌でも自然とできるようになります。まずは練習前に「今日は何のためにこの練習をやるのか」を考え、分からなければ調べるくせをつけてください。努力をすれば何でもできますが、自分で考えずやみくもにする努力は効率が悪いです。目的意識をもって効率よく努力していける人を目指してください。そうすれば、どんな大きな目標でも必ず叶いますから!

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