「一度でいいから、雪の上で練習してみたいな」
陸上選手なら誰しも一度はそのように思ったことはないでしょうか?(ないか・・・笑)
そんなことをふと思った矢先、私のもとに一通のメールが届きました。
「来月、北海道に出張に行ってくれ(by上司)」
神様がくれたチャーーンスっ・・・・!
というわけで、今回は雪積もる北海道で練習をしてみたいと思います!
今回の舞台はマリモでおなじみの阿寒湖!
阿寒湖(あかんこ)は北海道東部、釧路市にある湖である。全域が阿寒摩周国立公園に含まれ、道東を代表する観光地となっている。淡水湖として北海道で5番目に大きい。特別天然記念物のマリモや、ベニザケの湖沼残留型(陸封型)であるヒメマスが生息する。冬は全面結氷し、ワカサギ釣り、スケート、スノーモービルなどのウィンタースポーツが盛んで、阿寒湖氷上フェスティバル・冬華火などのイベントも開催される。周囲はエゾマツ・トドマツなどの亜高山帯針葉樹林、および広葉樹を交えた針広混交林の深い森に覆われている。2005年11月、ラムサール条約登録湿地となった。(引用:Wikipedia)
阿寒湖といえば、マリモのキャラクター「まりもっこり」やアイヌ民族の集落があることで有名です!
そんな阿寒湖は冬(12月末〜)になるとこうなります。
湖の表面は凍り、さらに上に雪が降り積もります。
これは記事的にもオイシイ展開。。(ライターの血が騒ぐ)
北海道の陸上選手といえば?
北海道の陸上選手といえば、どの選手を思い浮かべますか?
- 福島千里選手(SEIKO 100mPB11.21 100m/200m日本記録保持者)
- 小池裕貴選手(住友電工 100mPB9.98 アジア大会金メダル)
- 金井大旺選手(MIZUNO 110mHPB13.27 世界リレー銀メダル)
- 北風沙織選手(北海道ハイテクAC 100mPB11.42 世界陸上出場)
- 御家瀬緑選手(住友電工 100mPB11.46 日本選手権優勝)
- 馬場友也選手(新札幌陸上クラブ 100mPB10.31 全日本実業団第3位)
思い出せる範囲でも北海道出身の陸上選手は沢山います。
チームとしては、北海道ハイテクACやホクレン・恵庭北高校・北海道栄高校・立命館慶祥高校など強いチームが沢山あります!
今回の雪上練習を通して、北海道の陸上選手・チームが強い理由を発見できるかも?!
トレーニング開始!
早速外に出て練習開始!したいところですが、外気温が驚異の-25度・・・
急遽、暖かいホテルでストレッチをしてから外で練習することにしました。
それでは外に出て氷上バイク練習スタート!
という茶番は置いといて・・・
まずは、振動を与えても氷が割れない場所を探します(これもメニューです)
とぼとぼ探しますが、雪上(湖上)での練習など初めてなので全く安全な場所の目星がつきません。。
練習場所を捜索すること数十分。
やっと、安全な練習場所を発見しました!
最初からランニングシューズで動くと、雪で濡れて走る時にはびちょびちょになることもあるので、事前にドンキホーテで購入した980円のトレッキングシューズでドリルを行っていきます!
980円のトレッキングシューズには見えないでしょ?(これが結構イイんです)
ホテルで静的ストレッチを行ったので、今回は動的ストレッチからスタート!
厚着なのでなかなか動きづらい・・・(上は9枚重ね着。下は4枚重ねてます)
続いてリズムランジ!
足を地面に落とした瞬間、雪で接地場所がズレるためやりづらい・・・
もはや、スフィンクスみたいな体制になっています。
腿上げのリズムドリル!
滑って中々良い動きができません。腿も上げすぎな上に、腕も伸びています。
ちゃんと腕が曲がっていれば綺麗な「卍」を描くことができたのですが・・・(期待を裏切ってすみません)
体が温まってきたので、上着を一枚脱ぎました。
挟み込みを意識するドリル!
雪柱参上!(鬼滅好きには分かる)
足の裏を前の人に見せるように弧を描きます。
靴の甲の部分に溜まった雪が跳ね上がり、なにか技を披露しているようにも見えますね(鬼滅の影響受けすぎ)
いよいよ、980円のトレッキングシューズからランニングシューズへと履き替えます。
今回使用するシューズは、ミズノのビルトトレーナーです!
この靴を選んだ理由は「持ってるシューズの中で一番強そうだから」です。(本当に強そうです)
連続腿上げをします!
とにかく前に進まない。。
進まなさすぎて半笑いです(笑)
もういいんじゃないか。
ドリルをしても、動きが悪すぎて全然意味がないぞ。
自分の感覚を信じなさい。
という神の助言?があったのでドリルもそこそこに、流しをすることにしました。
お〜〜
お〜〜〜
進まないっ!!
はい、練習終了。
北海道の選手、マジリスペクト。
今回、初の雪上練習(湖上練習)でしたが、あまりにも過酷すぎて流しで練習を断念してしましました・・・
今回の収穫としては、不安定な雪の上で走るので体幹は強化されることが分かりました。
毎年冬になると雪が降り、−20度を当たり前のように超えてくる環境で練習を重ねる北海道の選手、マジリスペクトです。
雪の中での練習場所の捜索から、効果的な練習メニューを立てることが北海道の選手の強さの秘訣ですね!
北海道の陸上選手の方は、お体に気をつけて練習に取り組んでくださいね!