モデルにYoutube! マルチに活動する山中日菜美選手に直撃インタビュー

モデルにYoutube! マルチに活動する山中日菜美選手に直撃インタビュー

2023.09.08
2023.09.08
インタビュー

100m/200mのスプリンターとして活躍を続ける山中日菜美選手。
実は陸上競技以外にもモデルやYoutuberなどの活動も行っている。そんなマルチな活動の原動力は何なのか、またそれらの活動が陸上競技にどんな影響をもたらしているのか。
山中選手にそれぞれの活動についてお話を聞いてきました。

普段と違う自分を見つけられるモデル活動

山中日菜美

――モデル活動のほうはいつからなさっているんですか?

山中:確か2020年頃だったと思います。

――どういったきっかけだったのですか?

山中:とあるカメラマンさんからお誘いをいただいて、まず一回やってみることにしました。最初は挑戦することに不安もあったのですが、いざ撮影に臨むとすごく楽しくなってきて。

撮影時の様子

――とくにどんなところが面白いと思いましたか?

山中:実際に撮られた写真を見てみると、良い意味で自分がイメージしていたものと違ったんです。元々そこまで自分に自信があったわけではないので、こんなにも変われるんだな〜というのに感動しました。

――写真そのものの魅力に気づいたということですね。

山中:写真に写った自分を改めて見たときに「私ってこんな表情するんや」っていう新たな発見もあったし、これから続けていくことで、またどんな表情をしていくんだろうっていうのが楽しみになりました。

――このモデル活動を続けることで、陸上競技に影響したことってありましたか?

山中:陸上関係者以外の方とお話する機会が多くなりました。プロデューサーさんやカメラマンさんなど、現場でお会いする方はもちろん陸上を知らない方もいらっしゃいますし、最初の会話の切り出しで「へぇ〜陸上選手なんだ!」と私のことを知っていただくことから、SNSをフォローしていただいたり、試合見に行ってみたい!と言っていただけるので、陸上競技を知ってもらえるきっかけにもなっていますね。

――こういったところにも人との縁を感じますね。

山中:つながりが増えるのは楽しいですね!人と話すのも好きなので(笑)

Youtubeでファンとの距離をより近く!

――2022年からはYouTubeで「ひなみんちゃんねる」をスタートしていますが、これも山中選手の中でチャレンジしてみたいという動機があったのですか?

山中:最初は興味本位でした(笑)動画でもお伝えした通り、私自身や陸上競技の認知拡大は目的としつつも、実はそれより前に他の動画配信アプリでライブ配信していたこともあったんです。
そのライブ配信してたときも、話すのがすごく楽しくてやっていたんですが、よく視聴者さんから「いい意味で思っていたイメージと違った!」というご意見をいただくようになって。動画だとありのままの自分をダイレクトに伝えられるのに魅力を感じました。

――SNSだと文章ベースですから、どうしても感情までは伝えきれないですからね。

山中:自分の表情とかペースとか、全部含めて私自身を知ってもらうのにいいツールだと思っています。あとはファンの方との距離も動画でだいぶ縮まったなというのを実感します。

動画でのひとコマ
動画でのひとコマ

山中:今までアスリートとファンの距離がちょっと遠いかなと感じていて、選手にもよるとは思うんですけど、私は近いほうが嬉しいなって思います。応援が聞こえるとモチベーションも上がりますし、コミュニケーションが取れるとより嬉しいですね。

――それも踏まえて、ファンの方々とはこれからどういった関係性でいたいですか?

山中:親しみやすい選手でありたいって思っています。応援していただいてる分、私もファンの皆さんを応援したいって思いますし、少しでも影響を与えられればと思います。ファンの皆様も、私を応援してくださるのに時間やお金がかかっているので、その分私自身ができることもあるんじゃないかと思っていて、「できる限り近くに!」というのは意識しています。

――ファンの方にとってはとても嬉しいですよね。その結果がチャンネル登録4200人に繋がり・・・次はやはり1万人ですか!?(笑)

山中:そうですね、まずは・・・5千人(笑)

――でもこれはもう行くんじゃないですか!?(笑)

山中:登録のペースがそんなに早くはないのと、何より動画の編集や更新ペースも早くなくて・・・(笑)

――動画の編集もご自身でなさっているんですか?

山中:はい、自分でやっています!

――それはなかなか大変ですよね?

山中:そうですね、撮影するまではいいんですけど、編集となるとかなり大変ですね。撮影では1時間喋りっぱなしになることもあるので、「これをどう編集しようか・・・」と毎回悩みます(笑)

――私(筆者)も動画編集をやることがあるので、大変さはよくわかります。

山中:それでもやっぱりやりたい!っていう気持ちはあるので、これからも動画更新頑張ります(笑)

山中日菜美ファンクラブ
その他限定動画や写真なども見れるメンバーシップも開設している

マルチアスリート・山中日菜美の今後の挑戦

――モデルやYoutubeの他に今後やってみたいこととかってありますか?

山中:歌やりたい(笑)

――歌!?

山中:はい(笑)ボイトレとかも通ってみたいな〜と思っていて。

――実は一回拝聴しましたが、声量もそれなりに出ているし、音程も取れているので、ボイトレはもはや必要ないのでは!?と思いましたが(笑)

山中:ほんとですか!?音程がちょっと自信ないなぁと思っていたのですが・・・でももっと練習してうまくなりたいです!

――そのうちひなみんちゃんねるでも披露する日も!?

山中:やってみたいですね!あとは・・・またコスプレもやってみたいな(笑)

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――(爆笑)。あれ好きでした・・・(笑)

山中:うれしい〜(笑)

――山中選手の挑戦はまだいろいろと続いていきそうですね!

山中:はい、私にできることはどんどんチャレンジしていきたいなって思いますので、応援のほどよろしくお願いします!

まとめ

新たな自分の可能性を見出したモデル活動、応援してくれるファンとの距離を縮めたYouTubeでの活動と、そこには陸上競技だけでは感じることのできない山中選手の魅力がたくさんありました。
そして彼女の挑戦、可能性は一体どこまで続いていくのか・・・もしかしたら無限なんてものが本当に存在するのではないかと思わせてくれます。

それが真実となるかどうかは、今後の彼女の活躍が必ず証明してくれることでしょう!!

INTERVIEWEE

山中 日菜美

山中 日菜美

フリー
1996年12月12日生まれ 滋賀県出身

大津市立志賀中入学とともに、陸上競技をはじめ、現在競技歴15年目。専門種目は100m・200m。
中学より短距離における頭角を表し、全国中学総体及びジュニアオリンピック(現:U16日本選手権)に100m/200mに出場。ジュニアオリンピックでは200mにおいて第6位に入賞。
滋賀県立大津商業高校進学後はインターハイに出場。100mの自己ベストは中学時代より0.5秒短縮し、11秒台に突入。
高校卒業後は、陸上の名門・立命館大学に入学。全日本インカレリレー優勝・個人2位入賞や、日本代表(リレー)への選出など選手としての記録も向上した。
立命館大学卒業後は、愛知県内を拠点とする実業団へ就職。約2年半実業団選手として活動した後、2021年に退職。
現在は母校を拠点とし、陸上競技選手として競技を継続する傍ら、モデルやインフルエンサーとしての活動を行っている。
2022年には100m11.61の自己ベストを更新し、日本ランキング10位となった。

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リクゲキ編集部

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