私がリクゲキにJOINしたワケ – 松峯光里

私がリクゲキにJOINしたワケ – 松峯光里

2020.05.26
2020.05.26
私がJOINしたワケ

なぜリクゲキのライターになろうとおもったのですか?

大阪で陸上を続けたことによって出会えた友達がこのライターをしていて、紹介してもらいました。その時にこのような方法で自分から何かを発信することができるのかと知ったとともに、競技以外の面からも、今まで陸上競技を続けてくることができた恩に対する務めを果たしたいと思ったからです。
もしこのライターという活動がそのきっかけになれば…と思います。

人とお話をして一人一人の考え方や生き方を知ること、そして文章を書くことが好きなので楽しみです。

今は大学でどのようなことを学んでいるのですか?

今は大学で、作業療法学を専攻して学んでいます。
作業療法士は日本でまだまだ認知度の高い仕事ではありませんが、リハビリテーションの現場において、対象者ひとりひとりの思いや生活に寄り添い支援させていただく、前向きで素敵な職業です。
作業療法の対象は非常に幅広いですが、主に、身体、精神、発達、高次脳機能に関して勉強しています。

あなたの陸上エピソードをお聞かせください

わたしは4年近く経った今でも、高校2年生の三重県高校総体3日目のことを鮮明に覚えています。
私は先輩3人とともに4×400mRに出場しました。当時私の高校で数少なかった短距離女子を全員使っての出場です。

私の高校からは男女共に1チームずつ出場したのですが、個人としては誰一人として決勝に進むことができなかった中、最終種目であったこの競技にチーム一丸となって挑みました。結果、男女ともに大幅に津西高校記録を塗り替え、決勝でギリギリの6位入賞。東海総体への切符を手にしました。当時メンバーのだれもが1人の実力では到底勝ち取ることのできなかった栄光を、やっとの思いで手にした瞬間でした。

チーム全体がひとつになって盛り上がり喜びあったあのときの感動は、いつになっても忘れられない感覚です。

今後の目標を教えてください

今後大学では長期実習がはじまるなど本格的に忙しくなるので、自分が陸上に十分な時間をかけて打ち込める期間はもうそんなに長くないと思います。
その残された時間の中で、他人と比べて今自分に足りないことは何か、いかに練習を工夫し自分と真剣に向き合えるか。あとから後悔や言い訳を口にしないためにも、できる限りのことを尽くして、必死にもがきたいです。
長くてもラスト1年の学生陸上、納得いくまで泥臭く努力していけるところまでいきます。

そして、あわよくば、自分の競技に対する姿勢で、まわりの人に少しでも勇気や感動を与えられる存在になれたら…と思います。
それがせめてもの恩返しになるかなぁと。
その先は、フルマラソンやウルトラマラソンなど、楽しみながら健康陸上を一生続けて行けたら、と思います。

読者へメッセージをお願いします

非常に長い文章になってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございます。
大袈裟ではなく、陸上に出会えたことでわたしの人生は大きく変わりました。陸上を始めるまでは想像できなかったような方々との出会いによって、毎日新しい発見と感動が繰り返されています。陸上は自分の実力が数字にはっきりと表れてしまうからこそシビアとも言えるスポーツですが、素直に受け入れるべき自分の弱さを知るきっかけを与えてくれ、自分を強くたくましく成長させてくれる陸上競技はとても面白いなぁと思います。
なにより、苦しくて仕方がないようなメニューにみんなで全力で立ち向かい、終わったあとに生まれるあの謎の団結感と達成感、振り返りタイムがわたしはたまらなく好きです。
たくさんの出会いと様々な感情を味わせてくれた全てに感謝しています。
今後選手としてはもちろん、引退後もこのライターという活動を含め、なんらかの形で陸上競技に関わり、この恩を少しずつでもみなさんに返していけたらと思います。
取材させていただく方一人一人のお話に真剣に耳を傾け、その人のかっこよさや生き様について一生懸命書かせていただく予定なので、今後ともよろしくお願いいたします。

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松峯光里

三重県高校総体では4×400mRと400m、400mHで入賞し、東海総体に出場した。お世話になった方々に少しでも走りで恩返しがしたいという気持ちで今は競技に取り組んでいる。主な結果としては、2019年関西学生新人800m5位入賞がある。